(社)日整連認定 整備技術スーパーアドバイザーの店
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雪のモンテカルロ、地中海を見下ろす悪路&タイトなターマック、フィンランドの森と湖、
土埃と灼熱のアフリカ大陸、アンデスを望む大地、真夏のオセアニア、そして荒涼としたイギリス・・・。
世界の舞台で、私たちが得るものは「勝利」や「チャレンジスピリット」だけでありません。
私たちは、モータースポーツの現場で得て鍛え磨き上げたアイデアを新しい技術に変え
インプレッサSTiバージョンやSTiスポーツパーツの開発にフィードバックしています。
ホットなスバリストたちへ次々と新しいアイディアの詰まった商品をお届けする。
これが私たちSTiの仕事です。

さて、どこからチューニングしようか?インプレッサオーナーでチューニングに悩んでいる人はけっして少なくないと思います。だから敢えて言っておきたいのです。「ホントにチューニングする必要があるの?」と。本来チューニングパーツというのは、自らの運転にクルマを合わせるために付けるものではなく、クルマの足りないところを補うために取り付けるものなのです。インプレッサも市販車ですから、多少は街乗りのことも考えられて作られています。それが不満になったとき初めてパーツの必要性が出てくるわけです。極端なことを言えば、ノーマルのままだって十分に速く走ることが出来ます。とくに足回りは走り方でいかようにもなります。クルマは曲がるものではなく曲げるもの。走るものではなく走らせるもの、つまりクルマの運転は受動ではなく能動なのです。とくにインプレッサは高いレベルでバランスされたハンドリングを持っています。フルタイム4WDとは思えないほど優れた旋回性能を持っているのです。ある領域までは単純にハンドルを切るだけでクルマはスッと曲がってくれます。けれども攻める走りをするとハンドルを切るだけでは曲がりづらくなってきます。インプレッサに限ったことではないのですが、荷重移動が必要になってくるのです。コーナー手前でブレーキをかけ、フロントサスペンションをググッと沈み込ませたところで、スーッとハンドルを切り出してやるのです。するとインプレッサはより素直に回頭し、旋回に入ってくれます。強化サスペンションキットを装着すると、サスペンションのストローク量は僅かなものになってしまいます。ですからドライバーは、その僅かなクルマの動きを感じ取って、あるいは自分の行なった操作とクルマの荷重変化をイメージの中でリンクさせてクルマを走らせてやる必要が出てくるのです。一般的に、サスペンションストロークが大きなクルマのほうがクルマの動きを感じ取りやすいのです。必ずしもロールの大きさ…つまりサスペンション・ストロークの大きさが走りにデメリットになるとは限らないのです。それよりもクルマがどういうふうに動くかを知っていることのほうが重要なのです。まずは、ある程度走り込んでインプレッサがどういう走らせ方をすると本領を発揮できるのかを知っておくというのが大切なのです。

もちろんインプレッサだって完壁ではありません。たとえば、WRXに組み付けられているシュアトラック式LSDは音も静かで利きもマイルドです。これは滑りやすい路面で誰が乗っても破綻をきたさないように、セットされているのです。その結果、タイトなコーナーでリヤの片輪が浮き気味になった時にパワーをかけるとタイヤが空転してギクシャクしてまうといった挙動が出てしまいます。インプレッサの場合は、リヤLSDを機械式に交換して多少パワーでテールアウトするくらいにしておいたほうがクルマの向きを変えやすいのは確かなことです。たったこれだけで走りの印象はかなり違ったものになってくるはずです。まずはLSDのチューニングから初めてはどうでしょう。フロント機械式LSDですが、これは出来れば装備したい1品です。フロントのトラクションはもちろん上がりますし、何よりドリフト中も格段にコントロール性は良くな'ノます。トルクステア等が気になる方でしたら、イニシャルトルクを下げておけばほとんど違和感もないでしょう。お金のかからない、チューニングの裏技として、フロントストラット取り付け部で少しだけキャンパーを付ける、というのも手です。この部分には調整機構が付いているので、それでフロントタイヤの対地キャンパー特性を少しだけ良くしてあげると、さらにコーナーでフロントの踏ん張りが利くようになります。コーナー立ち上がりで、フロントが逃げていくのをある程度抑えることが出来るのです。それから、インプレッサのパーツでもう一つ大切なのがタイヤです。スポーツドライブをするなら、タイヤはハイグリップのスポーツタイヤをお薦めします。それもケース剛I性がしっかりとあるものがいいでしょう。生半可なスポーティタイヤをつけるくらいならノーマルタイヤのほうが遥かにグリップがいいですし、ケースもしっかりしています。タイヤだけでもクルマの感触はかなりカチッとしたものになってくるはずです。チューニングに無闇にお金をかける必要はないのです。
たとえば、強化ゴムブッシュ類や強化ブッシュ付きのテンションロッドに交換するとクルマの動きがカチッとしてきて、操作に対する応答が正確になります。ある程度クルマを思うように乗りこなすことが出来るようになり、さらに走りのレベルアップを望む時、このブッシュ交換は効果を発揮します。フロントLSDの装着も同様です。最終的にはSTIのデモカーのように仕上げることも可能です。このクルマは、ブッシュ類が強化され、リヤ機械式LSDのロック率が変更され、フロントにも機械式LSDが組まれています。足廻りはSTI製スラット&スプリングが組み付けられています。コーナー入口でブレーキを使ってリヤを振り出し、即座にアクセルを入れていくと、グググッとフロントLSDが効いてグイグイハンドルを切り出した方向にクルマが引っ張られ、それと同じにリヤが軽く滑り出す、そんな挙動を見せます。ここで慌ててカウンターを当てず、切りこんだハンドルを少し戻し気味にして、フロントをアンダードリフト気味に、リヤをパワースライドさせながらアクセルコントロールでコーナーの深さに合わせてやるのです。すると信じられないくらいのスピードでコーナーをクリアすることが出来きるのです。もっとも、こうした走りを行なうためには、かなりシビアなスピードコントロールとアクセルコントロールが必要になるので、誰にでも薦められるセッティングではありません。けれども突き詰めれば、そんなハイパー4WD独特の走り方をする足回りにセットアップすることだって出来るのです。自分の車で走り込み、考えて、自分にとってどんなパーツが必要なのかを見定めたうえで、上手にチューニングすることが大切なのです。インプレッサはそれに応えてくれるクルマです、そしてSTIは高次元の走りを手に入れるために、一つ一つのパーツを開発しているのです。

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